スバルビル新宿は解体されたものの新宿の目は残されていましたが、
6月初旬に新宿の目に破損があることを発見した所有者の小田急電鉄が警察に通報。
器物損壊事件として警察が犯人の行方を追っていましたが、犯人の目撃情報が出ているようです。
新宿の目破損犯人特定?上下黒のスーツの男か?
6月4日午前10時ごろにJR新宿駅西口地下広場を
東京都庁方面から新宿駅に向かって歩いていた上下黒のスーツの男が、
新宿の目のそばを通過する際、犯行に及んだ模様です。
持っていたビジネスバッグを突然、新宿の目をめがけて投げ付け、
そのまま新宿駅の方に立ち去ってしまったようです。
破損した新宿の目の修復金額はいくらになるのか?
新宿の目は、彫刻家・宮下芳子さんが1969年に制作した作品で、
瞳をイメージしたガラスの巨大モニュメント。
高さ3.4メートル、幅10メートルのアクリル製で
虹彩が地球になっててくるくる回っています。
新宿の目の破損状況はというと、目の中央右側に約20センチの傷があり、
表面も剥がれているようです。
現在はシートに覆われているため詳しい破損状況は分かりません。
新宿の目に関しては単なるその辺にある壁とか扉のような建築物・構造物ではなく、
芸術的な価値があるものです。
もし犯人が器物破損で賠償責任となれば、
修復金額はいくらになるのか?見当もつかない金額になると思われます。
宮下芳子さんの作品は美術館などにも多数展示されているため、
数千万円、数億円といった単位になるかもしれません。
新宿の目破損犯行の動機は投資伝説?
新宿の目は西新宿のランドマークでもあり、
新宿「LOVE」と同じく待ち合わせなどにも良く使われます。
しかし、新宿の目に関してはその不気味な印象から
「近くに謎のドアがあり、秘密の部屋に通じている」
といった都市伝説があります。
新宿を舞台にした諸星大二郎氏のSF短編集「夢みる機械」が元ネタで、
作中では新宿の目の隠し扉から人型ロボット製造会社「ユートピア配給所」につながっています。
犯人が都市伝説を盲信した結果、新宿の目を破損するに至ったことが犯行動機ではないか?
とネットで話題になっています。