家庭用ビニールプールの塩素消毒濃度は?水替えすべき?塩素剤はキッチンハイターでOK?

学校のプールや市民プールなどの公営プールだけじゃなく、
サマーランドやとしまえんのような民間のレジャープールでも、
プールの水に塩素が加えて消毒をしています。

プールの水は意外と汚れやすく、
何もしないと雑菌が繁殖して水質が悪くなってしまい、
感染症の危険性が高くなってしまいます。

学校やレジャープールでは業務用の塩素が使われているものの、
一般には流通していないため入手するのは難しいです。

そのため家庭用のビニールプールに使うを消毒しようと思ったら
別の方法を考えなければいけないわけですが、
キッチンハイターなどの塩素系漂白剤を使うよりも、
飲食器具の消毒にも使えるピューラックスを使うのがオススメです。

顆粒タイプのプール塩素消毒剤なら市販されているものの、
使用量を考えるとピューラックスの方がコスパは良いですし、
ピューラックスはプールの水の消毒以外にも使えるので、
使い勝手の面から考えてもピューラックスがオススメです。

ビニールプールの塩素消毒方法

家庭用ビニールプールで使う水を
学校プールや市民プールと同じように塩素消毒しようと思ったら、
薬局でもアマゾンでも普通に手に入る次亜塩素酸ナトリウムを
プール用消毒薬剤として使うことができます。

【次亜塩素酸ナトリウム】ケンミックス4 500g(哺乳びん、物品の除菌)

こちらの商品だと塩素濃度が4%程度となっていて、
価格は500mlで1000円ほど。

水20Lに対して約1滴を混ぜるだけで井戸水などを消毒して飲用水にできますし、
野菜、果物、魚介類の消毒にも使えます。

※次亜塩素酸ナトリウムは食品添加物の一つです。

基本的に2リットルの水に対して5mlほど混ぜて使うものの、
プールの消毒に使用する場合には、
水2リットルに対して10mlほど使うようにすると良いです。

他にもプール用の塩素剤としては、

プール塩素消毒剤【顆粒】

という顆粒タイプもあり5リットルの水に対して1袋(10g)を加えるだけ。

使用量は通常であれば1日2回、真夏の場合は塩素の減少スピードが速くなるので、
1日3回くらいの使用量が目安です。

・学校プールなどは次亜塩素酸カルシウム

厚生労働省が公開している「遊泳用プールの衛生基準」を抜粋すると、
学校プールや市民プールなど公営プールでは、

1遊離残留塩素濃度は、0.4 mg/L 以上であること。また、1.0 mg/L以下であることが望ましいこと。
2塩素消毒に代えて二酸化塩素により消毒を行う場合には、二酸化塩素濃度は0.1 mg/L以上 0.4 mg/L 以下であること。また、亜塩素酸濃度は 1.2 mg/L 以下であること。
3水素イオン濃度は、pH値5.8以上8.6以下であること。
4過マンガン酸カリウム消費量は、1 2 mg/L 以下であること。
5大腸菌は、検出されないこと。(一般細菌は、 200 CFU/mL 以下であること。)

といった感じで衛生基準が定められています。

公営プールではこうした基準に照らし合わせて
プールの塩素濃度を1日の間に定期的に計測し、
塩素が基準値以下だったら塩素を加えています。

  • 次亜塩素酸ソーダ
  • 次亜塩素酸カルシウム
  • 塩素化イソシアヌル酸

といった錠剤が使われているようですが、
これらの薬品は劇薬に指定されているようなので、
一般に入手するのが簡単ではありません。

仮に入手できたとしても残留塩素濃度の調整が難しいので、
もし基準値以上の塩素濃度になってしまうと、
逆に子供の健康に悪影響を与える可能性が出てきてしまうので、
家庭用ビニールプールでは市販で手に入る塩素剤を使うのが良いでしょう。

キッチンハイターの使用は避けたい

わざわざ塩素剤を新たに用意をしなくても、
キッチンハイターのような塩素系漂白剤にも、
塩素(次亜塩素酸ナトリウム)が使われています。

キッチンハイターをプールの水に混ぜると
確かに消毒効果は期待できるものの、
キッチンハイターには他にも
水酸化ナトリウムや界面活性剤といった成分も含まれています。

どちらも微量であれば悪影響はないものの、
塩素とは違って水中にどんどん蓄積されてしまいます。

キッチンハイターを継ぎ足していくうちに
どんどんプールの水に含まれる割合が高くなってしまい、
子供の体に悪影響を与える心配が出てくるので、
プールの水の消毒には使わないほうが良いでしょう。

そもそも、キッチンハイターなどの塩素系漂白剤は、
その名の通り「漂白剤」ですから、
ビニールプールの塗装を薄くしたりはがしてしまう可能性もあるので、
やはりプールの水の消毒には適していません。

家庭用プールはピューラックスがおすすめ

ピューラックスも一般的な塩素剤と同じように
次亜塩素酸ナトリウム(濃度6%)が使われているものの、
医薬品の殺菌消毒にも使われるほど安全性が高いことで知られています。

保育園の中でもプールの消毒にピューラックスを使っているほどで、
プールの水の消毒だけじゃなくて、濃度を調節することで

  • 飲用水の消毒
  • ふきんやダスターの漂白を兼ねた消毒
  • 飲食器具の消毒
  • 浴槽水の消毒

などなどにも使えます。

  • 細菌(グラム陽性菌・グラム陰性菌)
  • 真菌
  • ウイルスなど

ほぼすべての微生物に対して殺菌効果や、
細菌の活動を不活性化させることができます。

プールの水を消毒する場合には、
水1000リットルに対して17mlくらい混ぜるだけ。

ピューラックスは600ml入りで500円程度なので、
コスパにも優れているのでオススメです。

ビニールプールの水替え頻度は毎日必要?

ビニールプールの水はきれいに見えても実は、
子供たちが遊んだあとは、

  • 鼻水
  • 皮脂
  • よだれ

などなど、様々な汚れが混ざっているので、
想像以上に衛生状態は悪くなっています。

塩素剤を使ってプールの水を消毒しないにしても、
少なくともプールの水は1度使ったらそのたびに捨てたほうが良いです。

お風呂の水も1日放置するだけで浴槽がぬるぬるするように、
プールの水も1日経てば水質は一気に悪くなってしまいます。

塩素剤を使っていたとしても、もったいないですが、
プールの水はやはり1日ごとに入れ替えたほうが良いでしょう。

ビニールプールの水替えは水道代が気になる!

家庭用ビニールプールで遊ぶたびに水を入れ替えるとなると、
水道代がどんな数字になるのか?すごく気になるところですよね。

ビニールプールにはどのくらいの水が入るのかというと、
直径190cm×深50cmというかなり大型の家庭用ビニールプールでも、
水量は577Lです。

仮に水量500リットルのプールを平日毎日(20日間)使ったとすると、
月に10000リットルの水を消費することになります。

水道代は水の体積(立方メートル)で計算されていて、
10000リットルの体積は10立方メートルの体積になります。

東京都(23区)の水道代で考えると、
1立方メートルにつきにつき202円が課金されるので、(※)
10立方メートル相当の水を使った際の水道代は2020円となります。

つまりプール1回あたり約100円程度の水道代で済むことになります。

もちろん地域によって水道代が変わりますし、
使用量の他にも基本料金が発生します。


1立方メートルあたりの水道代の算出にあたって、
世帯人数ごとの月間の水道の使用量の平均値も考慮に入れています。

  • 1人で8.立方メートル
  • 2人で16.2立方メートル
  • 3人で20.8立方メートル
  • 4人で25.1立方メートル
  • 5人で29.6立方メートル

となっていてます。

その上で東京都の水道局では

  • 6立方メートル~10立方メートル 1立方メートルにつき22円
  • 11立方メートル~20立方メートル 1立方メートルにつき128円
  • 20立方メートル~30立方メートル 1立方メートルにつき163円
  • 30立方メートル~40立方メートル 1立方メートルにつき202円

といった感じで従量課金されるので、
3人家族だったとしてもプールで10立方メートルの水を使うと、
1ヶ月で30立方メートル以上の水を使用することから、
30立方メートルでプールの水道代を計算しています。

ビニールプールの水の再利用方法は?

家庭用ビニールプールを塩素剤を使って消毒するんじゃなくて、
基本的に使うたびに水の入れ替えをするのであれば、
水を捨てるんじゃなくて再利用するのも良いんじゃないでしょうか。

プールに残った水の再利用方法として良くあるのは、

  • 掃除・洗濯
  • 打ち水
  • 洗車
  • ペットのシャンプー・お風呂

といった方法で、他にも家庭菜園をしている人なら、
植木の水やりに使っている人もいます。

掃除に関しては、この機会に子供にも協力をしてもらって、
外壁や窓などの大掃除ができますね。

おうちプールの注意点(結膜炎や日焼け、疲労、寒さなど)

プールの水質が悪くなってしまうと、
結膜炎などの感染症のリスクも高くなってしまいます。

万が一、とびひにでもなってしまったら、
保育園に通う子供は登園禁止となってしまうこともあります。

おうちプールで子供たちを遊ばせる際には、

  • 結膜炎やとびひなどの感染症防止
  • 子供の日焼けや火傷と同じ!紫外線対策は必須
  • プールは想像以上に疲れる!適度に休憩を入れる
  • プールで寒くなったらすぐに体を温められるように

といった点に気を付けるようにしましょう。

結膜炎やとびひなどの感染症防止

プールの時期でやはり最も怖いのは感染症などの病気です。

  • 結膜炎(はやり目)
  • プール熱
  • 中耳炎
  • とびひ

などなど、プールをきっかけに起きる症状が多いので、
子供の体調不良に気を付けなければいけません。

結膜炎やとびひ、プール熱といった感染症は、
基本的に人から人へと感染してしまうものの、
プールの水質が悪いと感染リスクが高くなってしまいます。

子供の健康を守るためにも高い水質を保つように気を配りましょう。

子供の日焼けや火傷と同じ!紫外線対策は必須

日焼けとは軽度の火傷と同じです。

身体の最もお外側にある皮膚(表皮)が太陽光によって炎症を起こしている状態で、
放っておくと炎症がドンドン進んで肌のもっと深い部分(真皮層)にまで
ダメージが進んでしまうことがあります。

ヒリヒリと赤くはれて痛むだけじゃなくて、水膨れができることもあります。

肌が痛くて寝ようにも寝れなくなってしまったり、
日焼けの水ぶくれが破れるとそこから雑菌が入り込んで、
とびひのような皮膚炎を起こすリスクも高くなります。

紫外線は10時~14時の間に最も強くなるので、
少なくともお昼前後は日焼け止めクリームを塗るか、
プールに日よけを設置しておきたいところです。

プールは想像以上に疲れる!適度に休憩を入れる

プールは基本的に全身運動です。

水の浮力は働くものの、それ以上に水の抵抗を全身で受けるため、
下半身だけじゃなくて腕や上半身もかなりの運動量になります。

子供は時間を忘れて遊び続けるものなので、
大人が意識をしてプール休憩を入れるようにしましょう。

30分に1度くらいのペースで休憩を入れるようにして、
子供がひどく疲れているようならば、
まだ遊びたいと駄々をこねてもプール遊びを終わらせたほうが良いでしょう。

プールで寒くなったらすぐに体を温められるように

35度の猛暑日のような日でも冷えたプールの水の中で遊んでいると、
身体はかなり冷えてしまうものです。

子供は寒さをモノともせずに唇を紫にして遊び続けたりするものの、
身体が冷え切ってしまうと、体調不良につながる恐れがあります。

子供の唇の色や肌の鳥肌の状態を見て、
適度に体を温めてあげるようにしましょう。

プールの近くに全身を包めるバスタオルを用意しておいて、
いつでも日向ぼっこできるようにしてあげると良いですね。

逆に言うと、雲っていていたりあまり気温が高くない日は、
おうちプールで遊ぶのを控えるべきですね。

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