プールで絆創膏禁止の理由・原因は?怪我は学校・市民プールは遊泳禁止?

プールでは「絆創膏禁止」となっている場所がありますが、
傾向的には市民プール・区民プール・学校のプールなど、
公営のプールでは絆創膏での遊泳は禁止されていることが多いです。

よみうりランドやサマーランド、としまえんなど
民間のプールでは絆創膏を付けていても
遊泳が認められなかったり制限を受けることはありません。

プールではなぜ絆創膏禁止になってしまうのかというと、
絆創膏がプールのゴミになるとか、排水溝を詰まらせるといった理由ではなくて、
どうやら絆創膏を貼らなければいけないほどの怪我での遊泳は、
自分にも周囲にも感染症のリスクを高めてしまうことが理由のようです。

確かに、怪我がまだ治りきっていなくて血が出るような状態だと、
プールの水に含まれる雑菌・ウイルスによってプール熱などにかかるリスクは高くなります。

逆に自分の血液がプールの水に混ざってしまうことで、
プールの水を汚してしまい、雑菌やウイルスが繁殖しやすくなります。

公営のプールでも民間もプールでもどちらでも、
プールの水を殺菌消毒するために塩素が使われているものの、
だからと言ってむやみに汚して良いモノではないので
学校や公営のプールを中心に絆創膏禁止といった処置となっているようです。

プールで絆創膏禁止になる理由

学校から配られるプール授業のプリントや、
市民プールや区民プールの注意書きには
「絆創膏禁止」となっていることが多いです。

なぜ絆創膏をしているとプールに入ってはいけないのかというと、

  • 絆創膏がプールやプールサイドのゴミになる
  • 絆創膏がプールの排水溝を詰まらせる

といったことが原因じゃないかと思う人も多いですが、
実際には絆創膏を貼るほどのけがをした状態でプールに入るのは、
避けたほうが良い、という理由からです。

プールの水はぱっと見るだけだときれいなように見えるものの、実際には

  • つば・よだれ
  • 皮脂
  • おしっこ
  • 血液

などなどさまざまな汚れが混ざっているものです。

塩素によってある程度は殺菌されているとは言っても、
雑菌が100%取り除かれているわけではありません。

まだ血が出る状態でプールに入ってしまうと、
こうした汚れによって怪我の治りが遅くなってしまったり、
もしくは雑菌やウイルスに感染しやすくなって、
プール熱や水いぼ、流行目などの感染症にかかりやすくなります。

怪我による二次被害を抑えるという意味で、
主に

  • 学校のプール
  • 市民プール
  • 区民プール
  • 市営ジム

といった公営施設のプールでは、
絆創膏でのプール入水は禁止となっていることが多いです。

バンドエイド ウォーターブロックのように
水に濡れてもはがれにくい絆創膏もありますが、
まだ血が出るような状態だとプールに入るのは裂けておいた方が良さそうですし、
公営プールでは断られる可能性が高いです。

怪我の傷の治りを早めるには?

ルール上、絆創膏禁止となっている場合には、
とにかく早く怪我を治すしかありません。

ただもちろん、1週間で治るような怪我を1,2日で治すとか、
そんな魔法のような治療法はありません。

少しでも早くけがの治りを速くしようと思ったら、
湿潤療法を意識すると良いです。

湿潤療法とは簡単に言ってしまうと、
傷口の患部周辺の湿度を高い状態で維持すること。

傷口は以前は早目に乾燥させたほうが良いと言われていましたが、
湿度を高くしたほうが細胞達がより良い状態で活発に働きができることがわかっています。

湿潤療法にすることで私たちの体が備えている
自己治癒能力を最大限に生かすことができるので、
傷の治りを早めることができます。

キズパワーパッドであれば、創傷被覆材と言って、
傷の部分を保護して湿潤環境が出来上がるように工夫されています。

ハイドロコロイドという素材が使われているんですが、
傷口に貼ってから貼ってからしばらくすると、
傷口に出てくる体液(滲出液)を吸収し、
やわらかいゼリー状(ゲル状)になる性質があります。

傷口を高湿度の状態(潤った状態)しつつ、
さらに清潔な環境を維持することができるので、
傷の治りを速めてくれますよ。

絆創膏禁止のプールは市民プールに多い

どういったプールで絆創膏禁止になっているのか?
色んなプールを調べてみたところ、
どうやら行政が運営している公営プールで
絆創膏禁止となっていることが多いことがわかってきました。

  • 小学校・中学校のプール
  • 市民・区民プール
  • 市営・区営ジム

といった施設では絆創膏禁止になっていることが多いです。

一例をあげると、下記のようになっています。

これらの注意書きからわかるように、
絆創膏以外にも、

  • 湿布
  • 包帯
  • テーピング
  • 化粧
  • 整髪料
  • 日焼け止め

なども禁止となっていることが多いです。

絆創膏OKのプール

絆創膏をしていてもOKもしくは、
絆創膏に関しては禁止とは明記されていないので、
実質的に絆創膏していても入れるプールは
営利目的で運営されている民間運営のプールがほとんどです。

公営のプールに比べるとルールが非常にゆるやかになっているものの、
逆に心配になってしまうのがプールの水質ですね。

整髪料や日焼け止めクリームを塗ってもプールに入れるようですが、
プールの水もそれだけ汚れやすくなってしまいます。

民営のプールの方こそ、怪我による感染症に気を付けなければいけないし、
プールから上がった後は目を洗ったりうがいもしておいた方が良さそうです。

怪我してる時のプールは感染予防を入念に!

怪我した部分に絆創膏をしてプールに入るような場合、
傷口から雑菌やウイルスが入り込みやすいので、
感染症にかかってしまうリスクが通常よりも高くなります。

怪我しているだけでも体の免疫力も下がっている可能性があるので、
いつもよりも意識をして感染予防をしたほうが良いんですが、
具体的には下記の点に気を付けるようにしましょう。

  • うがい、手洗い、洗眼、シャワー
  • タオルの使い回しをしない
  • 洗眼よりもゴーグルがオススメ

うがい、手洗い、シャワー

感染症のリスクを下げるには、何はともあれ、

  • うがい
  • 手洗い

を徹底することです。

できれば、プールから上がるたびにうがいをしたほうが良いですし、
何か食べ物を食べるのであれば手洗いをしたほうが良いです。

またプールから上がった後はそのまま着替えずに、
綺麗な水の出るシャワーでプールの水を洗い流すようにしましょう。

タオルの使い回しをしない

タオルはできればプールで体を温める用のタオルと、
プールで遊び終わった後のシャワーの水をふき取るタオルの
2種類があったほうが良いです。

また他の人と同じタオルを使いまわさないようにも気を付けましょう。

感染症というのは、主に

  • 空気感染
  • 接触感染

の2つの経路があるので、接触感染の経路をしっかり断ち切るだけでも、
感染症リスクを大きく下げることができます。

洗眼よりもゴーグルがオススメ

流行目や結膜炎といった目の感染症を防ぐためには、
プールの後によく目を洗ったほうが良いです。

昔は両目を洗えるように上向きにシャワーができる
洗眼用の蛇口がありましたが、ただ今はあまり見かけなくなってきました。

シャワーの水圧によって目が傷つく恐れが指摘され始めたからで、
雑菌やウイルスから目を守るにはゴーグル・水中めがねを使ったほうが良さそうです。

プールの塩素で怪我が悪化する?

プールと言えば塩素で殺菌消毒されているものです。

公営プールでは塩素濃度を定期的にチェックすることが義務付けられていて、
一定の殺菌消息効果を保つようになっています。

ウイルスを不活化する0.4mg/L以上(水道水は0.1mg/L 以上)が必要で、
塩素は晴天日には10分間に0.1mg/L消費されるため、
プール管理者はプール日誌に遊泳前と遊泳後に遊離残留塩素の測定結果を
記録するように義務付けられています。

水道水よりも塩素の濃度が高くなっているので、
塩素による刺激に怪我が負けてしまうんじゃないか?
というと危険性は確かにゼロではありません。

そのため不安を感じたり怪我の状態がまだ酷ければ、
やはりプールに入るのは止めておいたほうが良いでしょう。

プールで感染しやすい病気

怪我をした状態でプールに入ってしまうことで、
最も感染しやすいのはやはりとびひでしょう。

とびひは怪我だけではなくて虫刺されを引っ掻いて、
ちょっとしたキズになっただけでも
感染するリスクが高くなるので注意が必要です。

とびひも含めて、プールで感染しやすい病気をざっと説明していきます。

  • とびひ(伝染性膿痂疹)
  • プール熱(咽頭結膜熱)
  • はやり目(流行性角膜炎)
  • みずいぼ
  • 手足口病
  • ヘルパンギーナ(急性ウイルス性咽頭炎)

とびひ(伝染性膿痂疹)

私たちの肌には様々な常在菌が生息していて、
肌の健康状態を守ったり逆に何の働きもしない雑菌もいます。

黄色ブドウ球菌も常在菌の一種なんですが、
傷口などから皮膚の内部に入り込むと増殖スピードが速まります。

増殖する際に出される毒素がとびひの原因です。

傷口に触れたり引っ掻いたりすることで手・指に毒素がついてしまい、
その手でさらに別の個所に触れることで身体のあちこちに
水ぶくれ(水疱(すいほう))の症状が見られます。

火事の火の粉が飛び火するかのように全身に広がっていくので、
とびひと言われるようになりました。

病院では
抗菌薬(飲み薬、ぬり薬)や
抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬(飲み薬)
といった薬が処方されて治療を行います。

とびひと診断されると学校や保育園などでは、
ほかの園児・児童への感染を防ぐために、
プール禁止となることが多いです。

プール熱(咽頭結膜熱)

アデノウイルスというウイルスが原因で、
5~7日の潜伏期間の後に発症し、
38~40℃くらいの高熱が3~5日続きます。

発熱以外にも喉の腫れや痛み、目の充血も見られ、
熱性けいれんや脱水を起こさないように注意が必要です。

自然治癒することが多いものの、
学校保健安全法で出席停止の対象疾患に指定されているため、
症状が落ち着いて少なくとも2日経過してからじゃないと
登園・登校ができません。

はやり目(流行性角膜炎)

プール熱と同じくアデノウイルスが原因で
充血や目やに、まぶたの腫れまぶたの裏側にブツブツ、
しょぼしょぼ感、ゴロゴロ感、眩しい感じや目の痛みを伴います。

学校保険安全法で指定されている疾患なので、
出席には医師の許可、学校や園で登校許可証明書(登園許可証明書)が必要になります。

特効薬はなく、抗菌薬を使って症状を抑えるしかないものの、
症状はだいたい1~2週間で落ち着きます。

みずいぼ

ウイルスによる皮膚感染症で、
丸くて光った小さなイボが見られます。

つぶすと白いかたまりが出てきて、その中にウイルスが大量に詰まっているので、
安易につぶすと水いぼが拡大するので注意が必要です。

90%以上は1年以内に自然治癒し、
身体に跡が残ったりすることはめったにありません。

ただ治療法に関しては、特効薬がないため、

  • ピンセットで摘んで取る
  • 液体窒素で焼切る

といった、子供にとってはトラウマになりかねないほど、
かなり痛みを伴う治療が行われることが多いです。

麻酔薬テープで痛みを和らげることができるものの、
一度に使用できる枚数が限られたりしています。

手足口病

エンテロウイルスやコクサッキーウイルスといったウイルスが原因で、
3~7日の潜伏期間の後に発症します。

手のひら、足の裏、指の間、口の中などに水泡の湿疹が見られ、
だいたい1週間くらいで症状が落ち着きます。

子供によっては手足の爪が1~2ヶ月後はがれることもあるものの、
またすぐに新しい爪が生えてくるので大事には至らないことが多いです。

ヘルパンギーナ(急性ウイルス性咽頭炎)

手足口病と同じくエンテロンウイルスが原因ですが、
症状が重く出るケースが多いといわれています。

潜伏期間は2~4日で、喉周辺に発疹がみられ、
かなりののどの痛みを伴うことが多いです。

下痢などの症状のほか38度以上の高熱が突発的に出ることもあります。

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