7月3日のなつぞらではなつの妹の千遥が置屋にいたことが判明。
親戚のおばさんの家を家出した後、ある人に拾われたそうですが、
その後に預けられたのが置屋で女将やお姉さんたちに良くしてもらったと言っていたものの、
果たして置屋とはどんな場所なんでしょうか?
置屋とは?千遥の居場所は遊郭?だった?
置屋(おきや)とは舞妓さんや芸者を抱えているお店の子ことで、
今でいうガールズバーやキャバクラに女の子を派遣する会社といった感じです。
女性を置いておく場所だから「置屋」なのかもしれませんね。
置屋は仕事をしながら一緒に暮らす生活の場としての役割もあるほか、
芸者や舞妓さんの見習い「仕込さん」が一人前になるまで住み込みで育てる場所でもあります。
置屋の女将はお客からの予約を受けて、芸者・舞妓を仕事を手配するスケジュール管理の他、
芸者・舞妓の母親代わりの存在でもあります。
千遥のしぐさやモノの扱いが丁寧なのは置屋できちんと
修行・しつけを経験してきたからだと思われます。
千遥が登場したときに着ていた服装も、
当時にしてみるとかなり値の張るワンピースのように感じましたが、
置屋で働いていたのであれば納得できますね。
ただ置屋の中には身体を売る仕事をする「遊女」を囲っている店もあります。
千遥は大切に育てられて幸せだったと言っていますが、
もしかしたら遊女として働いていた可能性も否めません。
千遥の置屋の女将は原日出子さんと判明!
7月5日の放送でなつが千遥の手紙を読むシーンで千遥の置屋でのシーンもありました。
千遥は女将に「大切に育てられた」と言っていましたが、それはどうやら本当のことで、視聴者が考えるよりもずっとずっと大切にされたことがわかりました。
女将は千遥を引き取って面倒を見るだけじゃなく自分の戸籍に入れて養女にしていました。
置屋では伝統的に女将のことを「お母さん」と呼ぶ風習があったものの、千遥に関しては女将はまさしく実のお母さん(育ての母)になっていたわけですね。
千遥がカワイイばかりに手紙を隠していたことを謝る女将の原日出子の演技には、思わず涙腺が緩んでしまった人も多いんじゃないでしょうか。
ちなみに「なつぞら」では歴代朝ドラヒロインが次々と登場することで話題になっていますが、原日出子さんも朝ドラ女優です。
なつぞらの置屋は東京のどこ?
千遥の置屋が東京にあるとしたら、現在でいうと場所はどこになるのか?調べてみました。
戦前・戦後に置屋があった場所、つまり花街として有名だった場所は京だと、
向島(墨田区)
浅草(台東区)
大森海岸(品川区)
赤坂(港区)
円山町(渋谷区)
新橋(中央区)
神楽坂(新宿区)
などにあったようです。
この中で特に規模が大きく置屋の数も多かったのが向島だったそうなので、千遥ももしかしたら向島にいるのかもしれませんね。
咲太郎が住んでいる風車やムーランルージュは山手線を挟んでちょうど反対側の位置になるし、向島は東京の千葉よりの場所なので、千遥がいた置屋があったとしても不思議ではありません。
千遥が写真を嫌うのは置屋の女将・売人に知られるのを恐れているから?
千遥がどんな経緯で置屋に辿り着いたのか?
まだ詳しことは判明していません。
千遥は「親切な人が連れてきてくれた」といった発言をしていますが、
もしかしたら誰かに騙されたり、無理矢理に置屋に入れさせられたのかもしれません。
本当は置屋でひどい目にあっていて逃げるようにを置屋を出てきたため、
売人に追われているから写真を撮られたくない?とも考えられます。
ちなみに『なつぞら』第81回の感想を言わせてもらうと、ノブ(佐々岡信哉)が千遥に断りもなしにいきなり写真を撮影し始めたのは、空気読めない行動ですよね。。。
ドラマの演出・脚本なんだろうと思うと仕方のないことだと思いますが、ノブに写真を撮られたことが原因で千遥はなんだか帯広のなつの実家を出て行ってしまいそうな気がしてなりません。
だって、なつも子供のころに家を飛び出した経験があるし、千遥だって家出をしているので、住んでいる場所から姿を消すことに対して、普通の人に比べるとハードルは低くなっているように感じます。