地球の気候変動はG20で各国の見解が最も分かれている問題の一つで、
フランスのマクロン大統領は「過去と同じ水準の意欲的な首脳宣言を作ることができた。後退は防げた」と述べたものの、
過去100年の地球温暖化による平均気温を視覚化した気候ストライプが話題となっています。
気候ストライプによる地球温暖化を視覚化
トルコ、ブラジルなどが気候変動対策に消極的な姿勢を取る姿勢が見られる中、
欧州では若い世代を中心に環境保護政策に関心が高い傾向にあります。
※5月の欧州議会選ではドイツ・フランスなどで若い世代の支持者が多い環境政党が議席を伸ばしています。
気候ストライプとは「temperature changes around the world(1901-2018)」として、
英レディング大学のエド・ホーキンス教授が作成。
気候ストライプを見ると世界の各地域は一斉に温暖化しているわけではなく、
それぞれの大陸にはそれぞれの気候変動要因があることがわかります。
1940年代前半を見ると大規模なエル・ニーニョ現象の影響が見られ、
第2次世界大戦の結果にも影響を与えたとも考えられます。