「交換殺人ゲーム」を主題としたミステリードラマ「あなたの番です」では、
住民会では人狼ゲームをしたりして交流を深めていました。
人狼ゲームでは1ターン(1日)で毎回必ず1人か2人が脱落(処刑)されるルールとなっていて、
あなたの番ですの「毎週、死にます。」というキャッチコピーとも一致するため、
人狼ゲームに沿ったストーリー展開になっているのでは?と話題になっています。
人狼ゲームから推理をすると犯人が考察できるのでは?
あなたの番ですの人狼ゲームとは?
謎が謎を呼ぶストーリーであなたの番ですでは衝撃の展開が続いています。
第9話では死者は出なかったものの、
ほぼ毎週、誰かが犠牲になっている点は、
人狼ゲームのルールと一致しています。
人狼ゲームのルールを簡単に説明すると、
市民チームと人狼チームに別れて
市民:すべての人狼を追放すること
人狼:市民と同数の人狼が生き残ること
という勝利条件を目指してゲーム参加者を1人ずつ脱落させていきます。
人狼ゲームでは昼の部と夜の部があり、
昼の部では人狼も含めた全員で話し合いを行い、
誰を脱落させるかを多数決で決めます。
夜の部では人狼が指定した人物を強制的に脱落させることができます。
参加人数は最小4人で、
人数に合わせて何ターン(何日分)続けるかも変わってきます。
市民同士は誰が市民で誰が人狼なのかを知ることができないのに対して、
人狼は2人以上いる場合、だれが人狼なのかを知ることができる上に、
人狼は1ターンで確実に市民一人を脱落させることができます。
これだと人狼側があまりにも有利なので市民側には特殊能力「役割」を持った人もいて、
基本的には下記のような役割があります。
- 人間(市民) なんの能力も持たない人
- 占い師(預言者) 自分以外から1人選んで「人狼」か「人間」の判別ができる
- 霊媒師(霊能者) 昼に処刑した人が「人狼」だったか「人間」だったか判別ができる
- 狩人(騎士) 自分以外から1人選んで人狼の襲撃から守ることができる
- 狂人(多重人格) 特に何の能力も持たず、村人と全く同じ扱いですが、人狼側の勝利条件が適応される
このほかに「ゲームマスター」という存在がいて、
- 人狼に選ばれた人が誰かを人狼にだけ伝える
- 夜に能力を発揮する人の指示内容を聞く
- 人狼が全滅したか、人間の人数が人狼と同数以下になったかの判定する
などを行います。
人狼ゲームはもともとはアメリカのゲームメーカー「Looney Labs.」から
2001年に発売された会話と推理を中心としたパーティゲームが発祥ですが、
現在はローカルルールも多数存在しています。
たとえば、上記の役割以外にも、
「番犬」があり、初日の夜に飼い主を選ぶと、番犬が生存している間は主人を人狼の襲撃から守ることもできるし、
逆に二日目以降の夜から主人をかみ殺すこともできます。
占い師に占われると「人狼」だと言われてしまう、といった特徴を持っています。
人狼ゲームでは
- 昼の話し合い
- 昼の処刑
- 夜に人狼が市民を1人脱落・能力者が能力使用
というのを繰り返して行って、勝利条件を競いあって行くわけですが、
昼の話し合いでは誰もが嘘をつくことが許されています。
人狼がたとえば「私は占い師だ!」とか「あいつが怪しい」などと、
場を混乱させることで自分が人狼だと見抜かれにくくさせるミスリードができます。
あなたの番ですの人狼説の考察
あなたの番ですを人狼ゲームにそって考えると、
- 市民:キウンクエ蔵前の住民
- 人狼:犯人
- ゲームマスター:キウンクエ蔵前の住民の誰か
という風に考えることができますね。
犯人がもし2人以上いるのであれば
お互いが犯人であることを知っているはずだと考えられます。
ドラマの進行上、20話近くになりますが、
犯人(人狼)が1人だけとは考えにくいものがあり、
2人以上はいるものと考えられます。
ハンドサインが人狼ゲームと似ている?
あなたの番ですが人狼ゲームのオマージュと考えられる理由として、
ドラマ中やポスターで見られるハンドサインも挙げられます。
人狼ゲームでは市民・人狼にそれぞれハンドサインがあります。
ゲームマスターはハンドサインを通じて、
役割を持つ市民に夜の能力を発揮する人は誰なのかを決めてもらったりします。
ハンドサインにも様々な種類があって、ローカルルースも多数存在しています。
OPの赤丸は人狼ゲームの役割?
OPの赤丸は何を意味しているのか?という点も、
人狼ゲームで役割を持った人を指しているのでは?という考察も出ています。
- 床島比呂志(管理人・竹中直人):ゲームマスターor占い師
- 黒島沙和(202号室・西野七瀬):人狼or霊媒師
- 田宮淳一郎(103号室・生瀬勝久):狂人
- 手塚菜奈(302号室・原田知世):市民or霊媒師
- 手塚翔太(302号室・田中圭):狩人
- 榎本早苗(402号室・木村多江):人狼
- 佐野豪(501号室・安藤政信):狩人
人狼としては早い段階で占い師に消えてもらうと都合が良いので、
何らかのきっかけで床島比呂志が占い師だと踏んだ人狼が消したのでは?
と考えることもできます。
夜と昼の殺人は犯人も動機も別々?
人狼ゲームでは夜と昼では脱落者の決め方が異なります。
昼は全員の話し合いによる「追放」という形で、
夜は人狼による「襲撃」となっています。
もし人狼ゲームのルールを厳密に適用するのであれば、
あなたの番ですで起きている殺人事件も昼と夜で違いがありそうです。
昼と夜では犯人が違えば動機も異なっていると考えることもできます。
夜の事件だと思われる犠牲者は
- 床島比呂志管理人(第1話)
- 山際祐一郎(第2話)
- ブータン料理店店長ドルジ(第3話)
- 赤池夫妻(第4話、5話)
- 細川朝男(第9話)
それ以外の時間帯でだいたいはっきりしているのは、
- 袴田吉彦(第6話)
- 浮田啓輔(第8話)
- 甲野貴文(第10話)
時間不明の事件は、
- 児嶋佳世(第7話)
- 手塚菜奈(第11話)
といった感じになっています。
謎:第9話では死者が出なかった理由
「毎週、死にます。」というキャッチコピーだったものの
第9話では死者は出なかったですよね。
なぜ死者がいなかったのかというと、
狩人(騎士)によって守られたからでは?と考えられます。